家の購入費用は土地の有無で決まる!土地なしで家を購入するには?

公開日:2022/12/15

夢のマイホームを建てる際、土地を持っているかどうかで、購入費用や家を建てる地域は変わってきます。不動産を手に入れるには、それなりの金額がかかります。この記事では、家の購入費用の内訳、土地の有無で変わること、土地なしで家を購入するときのポイントをご紹介します。

家の購入にかかる費用の内訳

はじめに、家を購入する際の主な費用の内訳を紹介します。この記事では、家を新築するときの費用を想定して解説します。家を建てる際の費用の内訳は主に、土地費用・本体工事費用・別途工事費用・諸費用の4つです。

1.土地購入費用

土地がなければ、家を建てることはできません。土地を持っている場合は、その場所に家を建てられるのであれば、土地の問題は解決します。土地がなければ、まずは土地を決めるところからスタートです。もちろん、費用もその分かかります。詳しくは後ほど解説します。

2.本体工事費用

本体工事費用は、家そのものを建てるための費用です。基礎や土台の工事、内装・外装工事、キッチンやトイレ、洗面所などの設備工事などです。人件費や設計費も、本体工事費用に含まれることがあります。家を建てる費用の大部分は、本体工事費用です。

3.別途工事費用

別途工事費用は、電気工事費や排水工事費、庭や駐車場の工事費などです。業者によっては本体工事費用に含まれることもあるので、事前に確認しておきましょう。

4.諸費用

4つ目は、上記で紹介したもの以外の諸費用です。ざっくりいうと、家を建てること以外での費用になります。家の登記費用、住宅ローン手続きの手数料、引越し費用や仮住まい費用など、新しい家に住むまでにかかる費用と考えておきましょう。

家を土地ありで購入する場合

次に、土地を持っているときに、マイホームを建てるパターンの費用を紹介します。土地を持っている場合は家を建てる費用だけで済むので、その分、建築費用に予算をかけることもできます。

2020年度のフラット35利用者調査の結果によると、土地を持っていてそこに注文住宅を建てる際の全国平均費用は3,534万円でした。地域によって、平均費用は変わります。首都圏では3,808万円、近畿圏は3,746万円、東海圏は3,606万円、そのほかの地域は3,356万円という結果でした。

もちろん、都道府県によっても価格相場は変わるうえ、建てる家によっても大きく変動します。しかし、注文住宅の相場として、3,500万円前後というのは覚えておくとよいでしょう。

家を土地なしで購入する場合

土地を持っていない場合は、家を建てるための土地を準備する必要があります。当然ですが、土地を所有している場合に比べて、費用は多くかかることになります。土地付き注文住宅の全国平均費用は4,397万円です。首都圏では5,162万円、近畿圏では4,540万円、東海圏は4,412万円、そのほかの地域では3,949万円という結果でした。

また、注文住宅ではなく元から建っている住宅を購入する土地付き建売住宅の場合、全国平均は3,495万円となっています。首都圏では3,922万円、近畿圏は3,441万円、東海圏は3,013万円、そのほかの地域では2,842万円が平均費用でした。

注文住宅を建てる場合で土地の有無による費用の差は、およそ800万円となっています。土地付き建売住宅であれば、土地ありで注文住宅を建てるのと同じくらいになりそうです。

土地なしで家を購入するときのポイント

最後に、土地も含めてマイホームを購入するときのポイントを紹介します。土地を購入する場合は、その分費用もかかります。何にどのくらいお金をかけるのかを事前に計画しておくことで、無駄な出費や予想外の事態を防ぎましょう。

予算を抑えたいなら土地選びにこだわる

マイホームを買うことを決めたら、はじめに考えるのは予算のことでしょう。上記で紹介したような、全国や地域別の平均予算を参考にしながら、ご自身の経済状況に合った金額を決めておく必要があります。また、詳しいことは不動産のプロに聞いて、細かい条件や相場を把握しましょう。

土地も購入する場合はどこの地域にするかから考えなければなりませんが、土地の価格相場は地域によって数百万単位で変わります。家の建築に関しては、同じ造りの住宅なら地域によって大きく変わることはあまりありません。家族全員で遠い地域に移り住むとなるとまた別の問題も出ますが、予算にこだわりたい場合は広い範囲で検討するのもひとつの手です。

住まいの相談窓口に相談するのもおすすめ

現代では、インターネットで情報をたくさん集めることは可能ですが、不動産取引は大きな金額が動くとともに、民法や税金など法律も絡まります。やはりプロの意見を聞くに越したことはないので、本格的に動き出す前に住まいの窓口に相談するのもおすすめです。

住まいの相談窓口は、不動産取引に関する疑問や悩みを聞いてアドバイスしてくれるところです。相談は無料ででき、電話での問い合わせもできます。本格的にアドバイスを受けたければ、各地域にある店舗で直接話をすることも可能です。ぜひ一度調べてみて、不安を相談してみてください。

まとめ

この記事では、マイホーム購入を検討している方に向けて、土地のありなしでの購入費用の差、費用の内訳、購入する際のポイントをご紹介しました。人生で一度あるかないかのマイホーム購入です。理想の家を建てたいですよね。

しかし、予算を無視してあれもこれも叶えたいというのは、なかなか難しいでしょう。無理のない予算計画の中で家族全員が幸せに暮らせる家を建てるために、プロの意見も聞きながら入念な計画を立てて行動してください。

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