奈良県でマイホームを建てる際に利用できる給付金・助成金制度はある?
マイホームは高額な買い物となりますので、少しでもお得に建てたいと考える人が多いのではないでしょうか。奈良の木を使った住宅ならば助成制度が利用可能です。奈良県でマイホームを建てることを考えている人に向けて、給付金や助成金制度について詳しく紹介します。奈良県でのマイホームを検討している方は、参考にしてください。
奈良の木を使った住宅は助成制度が利用できる
奈良県では、奈良県の地域認証材や奈良県産木材を使った住宅には助成制度が利用できます。新築住宅だけでなく、増築や改築、リフォームに対しても助成可能です。受付窓口は奈良県木材協同組合連合会です。制度は2種類あり、奈良県地域認証材を使用した場合と、奈良県産材を使用した場合で内容が変わります。
奈良県地域認証材を使用の場合、構造材5立方メートル以上で15万円、内装材20平方メートル以上で10万円の助成が可能です。さらに構造材と内装材を両方使用すると最大で25万円の助成が可能になります。
奈良県産材を使用の場合、構造材5立方メートル以上で10万円、内装材20平方メートル以上で5万円の助成が可能です。さらに構造材と内装材の両方を使用すると最大で15万円の助成が可能になります。
奈良の木を使った住宅の助成制度は、受付件数に限りがあります。予算に達すると受付終了となりますので注意しましょう。
構造材を申請する場合は上棟予定日の20日前、内装材を申請する場合は工事完了予定日の20日前までに申請しなくてはいけません。構造材と内装材の両方の場合は、上棟予定日の20日前に両方の申請を同時に行う必要があります。申請に必要な書類に不備があると受付できませんので、余裕を持って提出するようにしましょう。
注文住宅を建築する際に利用できる補助金制度
奈良の木を使った住宅の助成制度の他にも、注文住宅を建築する際に利用できる補助金制度があります。代表的な補助金制度について紹介します。
スマートハウスに関わる設備に対する補助金
スマートハウスとは、創エネ、畜エネ、省エネをコントロールし、家庭内のエネルギー運用の最適化を目指している住宅のことをいいます。緊急時のエネルギー対策や省エネ対策をするために、スマートハウスに関わる設備の設置に対して補助金制度を設けているのです。補助金制度を利用するには、条件を満たさなくてはいけないので条件や金額については事前に確認しておきましょう。
国や市町村の補助金と併用することも可能ですが、場合によっては満額を受け取ることができない可能性もありますので注意が必要です。また、受付期間や予算額が決まっているので、受付が開始したら早めに申請するようにしましょう。
ZEH補助金制度
ZEHを普及させるために、ZEHの取得や改修する人を対象に補助金制度が設けられています。ZEHとは、ネット・ゼロ・エネルギー・ハウスの略語で、生活で消費されるエネルギーよりも生み出すエネルギーの方が上回る住宅のことです。
ZEH補助金制度を利用するには、自分が住む戸建であること、登録されたZEHビルダーまたはプランナーが設計や建築、改修、販売であることが条件となります。ZEH補助金制度はZEH、ZEH+、次世代ZEH+、先進的再エネ等導入支援事業の4種類あります。
先進的再エネ等導入支援事業は単独で利用するものではなく、ZEH、ZEH+、次世代ZEH+のいずれかと併用して利用可能です。補助額や追加補助額、要件などは4種類それぞれ異なります。また、ZEH補助金制度は年度ごとに内容が更新されます。公募期間も定められていますので、事前に確認しておきましょう。
補助金や助成制度をうまく活用しよう!
奈良県では、さまざまな補助金制度や助成制度が用意されています。奈良の木を使った住宅を建てることやエコ関連の設備を設置することで補助金が受け取れるのです。住宅を購入する際には多額の資金が必要になります。少しでも資金を減らすためには、補助金や助成制度をうまく活用する必要があるのです。
貰えるはずのお金を貰わないと損をしてしまいますので、事前に補助金や助成制度について理解しておかなくてはいけません。しかし、住宅に関連した制度は自治体やさまざまな条件によって大きく異なります。毎年のように内容が新しくなる制度もありますのですべてを理解するのは難しいかもしれません。
自分自身で学ぶことも重要ですが、補助金や助成制度をうまく活用するためには住宅の専門家などに相談することをおすすめします。専門家に相談することで、お客様に合った制度を紹介してくれますので損をすることなくうまく活用できるでしょう。また、エコ関連の設備を導入することでお得になるだけでなく、快適な住まいを建てることが可能になります。
まとめ
奈良県では、奈良の木を使った住宅を建てることで助成制度が利用できます。奈良県地域認証材を構造材と内装材の両方に使用すれば最大で25万円の助成が可能になるのです。他にも注文住宅を建てる際には、いくつかの補助金制度が設けられています。住宅を高額な買い物ですので、助成制度や補助金制度をうまく活用しながら賢く家づくりをしましょう。