初めての家づくりに必要な基礎知識!失敗しないポイントとは

公開日:2024/01/15

知識

初めての家づくりは大きなプロジェクトです。成功させるためには、正しい情報と適切な計画が欠かせません。この記事では、家づくりの基礎知識やポイント、失敗を避けるための重要なステップを紹介します。予算や土地選び、建築プロセスなど、家づくりに関わる要素を正しく理解し、準備を整えましょう。

家づくりにかかる時間と流れ

はじめての家づくりはわくわくする一方で、計画的に進めなければならないプロセスが多いものです。そのなかでも、家づくりにかかる時間と流れの理解は、失敗しないポイントといえます。

予算の確定と資金計画

家づくりを始める前に、予算を確定しましょう。これには、土地代と建物代のほかに、手続き費用も含まれます。人生全体の資金計画を立て、家への総予算を設定しましょう。自己資金と借入可能額を確認しておくことも重要です。

土地の選定

予算内で土地を選びましょう。土地の形状や接続道路、上下水道の状況を確認し、家を建てるための土地を見つけます。

建築の依頼先の選定

建築の依頼先を選ぶ際には、ハウスメーカー、工務店、建築設計事務所などから選択肢を絞りましょう。情報を集めるために住宅情報誌やパンフレット、インターネット、住宅展示場、オープンハウスを利用し、依頼先を3、4社に絞ります。そして、予算や要望を伝えて基本設計と概算の見積もりをもらい、最終的に1社に絞ります。

工事契約

実施設計と本見積もりをもらい、疑問点の詳細な確認が必要です。契約条件とスケジュールを確認し、納得できたら工事契約を結びます。また、建築確認申請を代行してもらいましょう。

住宅ローンの申し込み

融資申し込み先の金融機関に必要書類を提出します。借入申込書、印鑑証明書、住民票謄本、団体信用生命保険申込書、不動産登記簿謄本などが必要です。

地鎮祭と着工

地鎮祭の準備をし、工事の安全と家族の繁栄を祈願します。工事期間中は近隣に迷惑をかけないよう、手土産をもってあいさつ回りをしましょう。そして、地鎮祭を終えて工事に着工します。

家づくりにかかる費用

初めての家づくりでは、家づくりにかかる費用について正確に理解し、計画的に進めることが不可欠です。以下は、初めての家づくりにおいて失敗しないためのポイントと基本的な費用についての基礎知識です。

本体工事費

まず、家づくりにかかる費用の中心となるのが「本体工事費」です。この費用は、建物を実際に建設するために必要な費用を指します。多くの広告や資料で見かける「坪単価◯◯万円」という表記は、この本体工事費を示すものです。この金額は建物の広さや設備、素材などによって変動します。

付帯工事費

家づくりには、本体工事費以外にもさまざまな「付帯工事費」がかかります。たとえば、古い家を建て替える場合、それまでの家の解体工事に関連する費用が発生します。また、敷地の状況によっては、敷地の造成工事が必要です。

これに加え、カーテンレールの取り付けや空調設備工事、証明といったインテリア関連の費用、外構や庭を整えるエクステリア関連の費用も付帯工事費に含まれます。

諸費用・その他

家づくりには、諸費用やそのほかの支出も考慮しなければなりません。不動産取得税や固定資産税などの各種税金、住宅ローンに関連する費用、火災保険料がこれに該当します。また、工事中には一時的な生活費や引っ越し費用も発生するでしょう。

さらに、家づくりの儀式や近隣への挨拶の手土産代など、細かい費用も見落とせません。新居に合わせた家具や小物の購入も、費用の一部として考慮すべきです。

家づくりに欠かせない土地選びのポイント

家づくりにおいて、その土地選びはとくに重要で、将来の生活に大きな影響をおよぼします。失敗しないために、土地選びのポイントを確認しましょう。

建設条件の確認

家を建てるためには、土地に一定の条件が必要です。基本的な条件として、幅員4メートル以上の道路に2メートル以上接していることが求められます。道路の幅が足りない場合、土地の調整が必要です。さらに、電気や水道が引き込まれていることを確認しましょう。また、土地の用途地域指定に基づく建ぺい率や容積率も確認してください。

用途地域の確認

土地は用途地域に分類され、建設条件が異なります。住宅地域、商業地域、工業地域があり、それぞれの地域で建設が許可される建ぺい率や容積率が異なります。土地の用途地域を確認し、将来の建設プランに合致するかどうかを確認しましょう。

生活環境の評価

土地の周辺環境は家族の生活に大きな影響を与えます。教育機関、医療機関、買い物施設などへのアクセスや周辺環境、治安、交通量の評価が必要です。将来の生活に必要な施設や便益が近くにあるかどうかを確認し、家族全員で話し合いましょう。

日照と通風の確保

快適な住環境を構築するために、日照と通風を考慮しましょう。南向きで日照と通風が確保しやすい土地は理想的ですが、価格が高くなりがちです。日照や通風の条件が悪くても、建物の配置や設計で改善できる場合もあります。

地盤の安定性を確認

土地の地盤状況は安全性に大きな影響を与えます。山や崖、川の近くなどで自然災害のリスクがある場合、地盤の安定性に注意が必要です。地盤の強度や地震への耐性を専門家による調査で確認しましょう。地質や土壌、埋設物なども評価の対象です。

複数回の訪問

土地探しは慎重に行いましょう。気に入る土地が見つかった場合でも、一度だけでなく複数回訪れて確認してください。平日や雨の日に訪れて、周辺環境やアクセスの利便性、騒音や臭いなどを評価します。時間をかけて土地選びを行い、納得のいく土地を見つけることが成功の秘訣です。

まとめ

初めての家づくりにおいて、時間と流れ、費用、土地選びは重要な要素です。これらのポイントを把握し、失敗を避けるために、わからないことや疑問が生じたら、住まいの相談窓口への相談がおすすめです。家づくりに関する詳細な情報や専門的なアドバイスを得ることで、計画の進行や予算の管理、理想の住環境の実現がより円滑になり、成功したプロジェクトに近づけるでしょう。

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