マイホーム購入費用は平均いくら?予算の相場も合わせてご紹介!
立地や外観、間取りなども重要ですがマイホーム購入でやはり気になるのが購入費用ですよね。本記事ではマイホームの購入費用の平均を地域ごとと建物の種類ごとで分けて紹介します。また、マイホーム購入で忘れがちな諸費用とマイホーム購入の相談先も紹介したので適宜参考にしてください。
マイホーム購入費用の平均
ここでは2021年度に行われたフラット35利用者調査をもとに、マイホーム購入の費用について見ていきます(調査結果公開日2022年8月2日)。
建物ごとの全国平均
全国で建物ごとの平均を以下に示します。
・マンション:4,528万円
・土地付注文住宅:4,455万円
・建売住宅:3,605万円
・注文住宅:3,572万円
・中古マンション:3,026万円
・中古戸建:2,614万円
フラット35の調査結果によると、マンション以外の建物はすべて前年度より購入金額が上昇しているようです。今の経済状況は円安が加速しているため今年度以降も上昇すると見られています。次の章からは建物ごとに地方の平均を紹介します。
注文住宅・土地付注文住宅
注文住宅の費用相場は以下のとおりです。
・首都圏:3,899万円
・近畿圏:3,778万円
・東海圏:3,650万円
・全国:3,572万円
・そのほか:3,372万円
次に土地付き注文住宅も紹介します。
・首都圏:5,133万円
・近畿圏:4,658万円
・全国:4,455万円
・東海圏:4,379万円
・そのほか:3,980万円
上記の値段を見ると注文住宅のみよりも、土地付きのほうが首都圏と地方で値段の差が大きくなっているのが分かります。金額を減らしたい場合には、首都圏は避け、地方で家を建てたほうがよいでしょう。
建売住宅
以下が建売住宅の費用相場です。
・首都圏:4,133万円
・全国:3,605万円
・近畿圏:3,578万円
・東海圏:3,139万円
・そのほか:2,905万円
建売住宅は首都圏とそのほかで1,000万円ほどの差があります。全国平均と首都圏を比べてみると500万ほどの差があるため、首都圏の人気の高さが伺えます。
中古戸建
中古戸建の費用相場は以下のとおりです。
・首都圏:3,152万円
・全国:2,614万円
・近畿圏:2,434万円
・東海圏:2,252万円
・そのほか:2,104万円
首都圏と全国平均との差は500万円ほど、首都圏とそのほかの費用相場の差は1,000万円です。以上のデータから、首都圏の費用相場はそのほかの地域に比べて1,000万円ほどの差が開くと予想できるでしょう。そのため首都圏でのマイホーム購入を検討している方は、予算を多く用意する必要があります。
マイホーム購入にかかる費用の内訳
マイホームの相場が分かったところで、次は費用の内訳を解説します。マイホーム購入時には建物本体と土地の金額に頭がいっぱいになって、諸費用を忘れがちです。ここで諸費用についても確認しておきましょう。
マイホーム購入費用の内訳
マイホーム購入費用の大体の内訳は“本体工事費:70%、別途工事費:25%、諸費用:5%”このようになります。たとえば、全体で3,500万円の場合には“本体工事費:2,450万、別途工事費:875万円、諸費用:175万円”となるでしょう。
諸費用の内訳
先述した金額を見ると、5%といえど諸費用は安くない金額ですよね。諸費用を適当に見積もっていると、「家電製品購入費用や自動車購入費用、子どもの入学金などが不足した」なんてことになりかねません。ここで一度把握しておきましょう。物件購入時の諸費用の内訳は以下のとおりです。
・印紙税:1~3万円
・仲介手数料:本体価格×3%+6万円+消費税(最大)
・登録免許税:固定資産税の0.1~2%
・不動産取得税:固定資産税の3%
・司法書士への依頼費:約10万
マイホーム購入に必要な予算
ここからはマイホーム購入に必要な予算を解説します。何をしたらよいか分からない方のための相談先も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
土地によって左右される
最初の章でもお伝えしたとおり、マイホームの購入費用は場所によって異なります。この理由としては土地の値段が関係しています。試しに注文住宅と土地付き注文住宅を比較すると、注文住宅では首都圏が3,899万円でそのほかは3,372万円と、500万円ほどしか変わりません。
対して土地付き注文住宅を見ると首都圏が5,133万円、そのほかが3,980万円と1,000万円ほど価格が違うのが分かります。そのためマイホームの購入予算を決める場合には“どこに家を建てるか”を先に決めることが大切です。
資金計画に不安がある方は住まいの相談窓口へ
「資金計画なんて分からない」「住宅ローンの組み方次第で家を決めたい」という方は住まいの相談窓口を利用するのがおすすめです。
住まいの相談窓口は不動産やハウスメーカーとは違い、第三者機関であるため、契約を迫られることはなく安心して利用できます。住宅に関することであればなんでも相談可能なので、悩みがある方は利用してみてはいかがでしょうか。
まとめ
今回はマイホーム購入費用の平均を地域と建物からそれぞれ紹介しました。やはりマイホーム購入費用の相場は、首都圏が高く、地方になるほど安くなるため建てる場所も検討材料となるでしょう。
また本体費用だけでなく、諸費用も安くはない額なのでしっかりと予算に組み込みたいところです。また、マイホーム購入では資金繰りも大切です。お金関係で相談したいという場合には、ぜひ住まいの相談窓口を利用してみてください。